キャンティ・クラシコ試飲会 記念すべき2024年

キャンティ・クラシコ試飲会 記念すべき2024年

毎年2月におこなわれるキャンティ・クラシコ・コレクション。その年にリリースされるキャンティ・クラシコのお披露目の試飲会で、フィレンツェでおこなわれます。

2日間にわたりおこなわれるこのイベントには、世界中からジャーナリストやワイン関係者が訪れます。

ワイン業界の人やワインラヴァーにとって外せないイベント、私も行ってきました。

今年は、キャンティ・クラシコ協会100周年となり、記念すべき年。

100年の歴史を語る内装が設置され、例年以上に盛り上がりを見せていました。

キャンティクラシココレクション2024

また、今年は、グラン・セレッツィオーネのカテゴリー誕生から10年になります。

グラン・セレッツィオーネは、キャンティ・クラシコの最上級のカテゴリーです。

グラン・セレッツィオーネのおかげで、市場での地位が確実に高まったキャンティ・クラシコ。

グラン・セレッツィオーネは、サンジョヴェーゼを90%以上使用しなければならず(レギュラーのキャンティ・クラシコは80%以上)、ブレンドされるブドウもトスカーナの固有品種のみ(レギュラーのキャンティ・クラシコは国際品種も使用可能)と決まっています。

さらに、グラン・セレッツィオーネは、自社畑のブドウのみを使用しなければならず、熟成期間は30か月以上と決められています。

グラン・セレッツィオーネ誕生当時は、リゼルヴァのカテゴリーの延長のようなイメージがぬぐえなかったのが正直なところですが、現在は最上級のカテゴリーとしてブランド力が確立されたように思います。

現在は、162社がグラン・セレッツィオーネを造っています。

会場は例年になく来場者が多いような印象で、キャンティ・クラシコの人気と名声がうかがえました。

生産者ブースを回り、話をしながら試飲。

オリーブオイルのブースもあり、途中、オリーブオイルも試飲。

キャンティ・クラシコは、「DOP(原産地呼称保護)」のオリーブオイルでも有名。オリーブオイルを作っているワイナリーも数多くあります。

最後は、甘口ワインのヴィンサントのブースでシメ。

ヴィンサント
ヴィンサント

ヴィンサントの飲み比べは普段はできないので、貴重な機会。

キャンティ・クラシコの実力を見たキャンティ・クラシコ・コレクション2024でした🍷

キャンティ・クラシコの実力といえば、ワインスペクテイターの2023年トップ100にキャンティ・クラシコが7つランクインされています。

ワインスペクテイターの2023年トップ100にラインクインしたキャンティ・クラシコは以下です。

7位 Antinori Chianti Classico Marchese Antinori Riserva

11位 Castello di Bossi Chianti Classico Gran Selezione

22位 Fattoria di Fèlsina Chianti Classico Berardenga Riserva

24位 Tenuta di Arceno Chianti Classico Riserva

42位 Castello di Querceto Chianti Classico

45位 Poggerino Chianti Classico

59位 Cecchi Chianti Classico Storia di Famiglia

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