ワインの地モンタルチーノの秋祭りに行ってきました
イタリアの偉大なワインのひとつブルネッロ・ディ・モンタルチーノの地、モンタルチーノで秋祭りがあるというので、行ってきました。
モンタルチーノの秋祭りは、「ツグミ祭り」と呼ばれ(鳥のツグミです)、1958年からおこなわれている有名なイベント。
中世、ツグミがモンタルチーノの周辺に渡ってくる秋、狩りをしたあと、捕らえた獲物を食べ、地元のワインを飲んで祝ったということから、「ツグミ祭り」という名前がつけられました。
イタリアの町や村は、「クワルティエーレ」という地区に分かれていて、モンタルチーノには4つの地区があります。
秋祭りでは、アーチェリー大会がおこなわれ、地区同士で競います。
村では、地区ごとに地区の旗がかかげられていました。
秋祭りの醍醐味の秋の味覚もいっぱい。
地区ごとに屋台を出して、秋の味覚をふるまいます。
いつもは静かなモンタルチーノの村も、秋祭りではすごいにぎわい。
地区ごとの屋台を出し、ポルチーニ、肉のグリル、トスカーナ郷土料理などを売っていました。
旬のポルチーニをぜひ食べたかったので、ポルチーニのグリル、ポルチーニのラビオリ、ポルチーニのフリットを買いました。
ウズラのグリルが一番人気のようで、ウズラのグリルの屋台は長蛇の列。ツグミ祭りだから、鳥類のグリルが名物なのかな?と思いつつ、並びましたが、私の少し前で売り切れになってしまいました😢
その場で丸ごとぐるぐるとグリルされていて、とってもおいしそうだったのに😢
しかたがないので、猪の煮込みと豚肉のスピエディーニ(串焼き)をオーダー。(上の写真の奥)
ポルチーニは、この時期にしか食べることができない季節もの。たっぷり食べて満足☺
猪の煮込みは、トスカーナの郷土料理でもあります。モンタルチーノには、猪も多く出現するので、このあたりで獲れたであろう猪。やわらかくて、とってもおいしかったです。
豚肉のスピエディーニは、異なる部位が串焼きになっていて、レバーやサルシッチャも入っていました。その場でバーベキューされた肉はやっぱりおいしい😋
ワインは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノまたはロッソ・ディ・モンタルチーノという選択肢があり、ボトルワインしかありませんでした。(さすがワインの村!)
ブルネッロを日なたで、しかもカップで飲むのはもったいないかな、と思い、ロッソ・ディ・モンタルチーノをチョイスしました。
10月末だというのに太陽がサンサンと降り注ぎ、暑いくらいの陽気で、直射日光にさらされたワインはすぐにあたたまってしまいました。でも、澄んだ空気の中で飲むワインは最高。
隣のテーブルでは、15人くらいのグループがブルネッロを飲んでいて、異なる種類のブルネッロ・ディ・モンタルチーノの空ボトルがずらりと並んでいて圧巻。思い切りブルネッロを飲むのもよいですね。
たっぷり食べて飲んだ後は、腹ごなしにモンタルチーノの村を散歩もおすすめです。
モンタルチーノの村は、丘の上にある村なので、坂だらけ。
ドゥオモ(大聖堂)は丘の頂上にあり、急傾斜の坂をのぼったところにあります。↓
のぼるのは大変ですが、見晴らしがよく、疲れもふきとびます。
村の中心のポポロ広場にある市庁舎。↓
ここで、伝統衣装をまとった人たちの行進があるようでしたが、時間が合わず見ることができませんでした。
秋の味覚とモンタルチーノのワイン。
ワイン好きには、特にモンタルチーノ好きにはたまらないお祭りです。
来年もまたぜひ行こうと思ったお祭りでした。