【2023年版】イタリアワイン フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のDOCG
イタリアのなかでも白ワインの銘醸地として知られているフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州。近年は、オレンジワインの産地としても有名です。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアは、イタリアの北東部に位置し、北はオーストリア、東はスロベニアと国境を接しています。
今回は、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のDOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita統制保証原産地呼称)のワインをご紹介します。

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のワインとは

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州では、アルプス山脈の山岳地帯と、お隣ヴェネト州から続く丘陵地帯および平野があり、山岳地帯43%、丘陵地帯19%、平野38%となっています。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のワイン生産量は、白ワイン約70%、赤ワイン約30%となっていて、圧倒的に白ワインが多く生産されています。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のDOCGは4つです。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のDOCG一覧リスト
(アルファベット順)
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリットColli Orientali del Friuli Picolit
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリットは、ピコリット種から造られるパッシート(ブドウを陰干しして造られる甘口ワイン)です。
ブドウ品種は、ピコリットが85%以上使用されなければなりません。
そのほかのブドウ品種としては、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州で栽培されるトラミネール・アロマティコ以外の白ブドウ品種を、15%を超えない範囲で使用することができます。
法定熟成期間としては、収穫年の翌年の9月1日以降にリリースすることができます。
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリットには、チアッラというサブゾーンがあり、チアッラのみリゼルヴァのカテゴリーがあります。チアッラは、集落の名前で、スロベニアと国境を接します。
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリットの味わいは、華やかな花々、ゴールデンデリシャス、ドライアプリコット、レーズン、シナモン、ハチミツなどの香りで、まろやかで洗練された甘口です。
甘口ワインですので、デザートと合わせて飲まれます。
特に焼き菓子と合いますが、ワイン単独で楽しむことができる上質な甘口ワインです。
生産量が少なく、希少なワインでもあります。
希少なコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリットはこちらから↓↓↓↓
リソン Lison
リソンは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州とヴェネト州をまたぐDOCGです。
リソンとは、古代ローマの村の名前からきています。この地方では古代ローマにすでにブドウの栽培がおこなわれていたと証明されています。
リソンのブドウ品種はタイ。タイを少なくとも85%は使用しなければならないと定められています。
タイ以外のブドウでは、ヴェネツィア県、トレヴィーゾ県、ポルデノーネ県で栽培されたノンアロマティックでない白ブドウを使用することができます。
タイは、以前はトカイと呼ばれていたブドウ品種ですが、ハンガリーにトカイというワインがあるため、2007年にタイと呼び名が改められました。
リソンDOCGは、2010年、リソン・プラマッジョーレDOCから独立したDOCGです。
リソン・プラマッジョーレDOCは白も赤もあるDOCですが、リソンDOCGは白のみのDOCGとして独立しました。
リソンのゾーンは、海に近い平野で温暖な気候ですが、ふたつの川(タリアメント川とリヴェンツァ川)が流れているおかげで風通しがよく、昼夜の温度差があります。
土壌は、石灰と粘土の堆積土壌で、ミネラルを豊富に含みます。
リソンは、白い花、タイムのようなハーブ、リンゴのような果実の香りが感じられ、酸味がおだやかな辛口の味わいです。
リソンの一番のペアリングは、魚介料理。魚介料理だけではなく、白身のお肉にも合い、サラミにも合います。野菜を使った前菜、パスタ料理にも合うフードフレンドリーなワインです。
リソンDOCGは、日本のインターネットショッピングでは見つけることができませんでした。
ラマンドロ Ramandolo
ラマンドロは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の州都ウーディネの北にあるニーミスとタルチェントで造られる甘口のワインです。
ラマンドロは、ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ100%で造られます。
収穫されたブドウは、アパッシメント(陰干し)した後、醸造されます。
ラマンドロの産地は標高約400メートルの丘陵地で、緯度と標高からフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のなかで最も冷涼な場所となっています。
また、急な傾斜ゆえ機械を使うことができず、ブドウの栽培はすべて手作業でおこなわれます。
イタリア国内でも希少なワインとして珍重されています。
ドライアプリコット、ハチミツ、ヘーゼルナッツ、シナモンの香りが感じられ、複雑で芳醇な香りです。味わいは甘口ですが、しっかりとした酸味が感じられ、非常にバランスのよい甘口です。
デザートワインとしてデザートとペアリングして飲まれますが、ワイン単独で楽しむこともできます。
ラマンドロDOCGも、日本のインターネットショッピングでは見つけることができませんでした。
ロサッツォ Rosazzo
ロサッツォは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の東部ウーディネ県で造られる白ワインです。
ロサッツォの名前は、ロサッツォ修道院に由来し、その周辺が産地となっています。
ロサッツォ修道院では、修道院でワインが13世紀に造られていたという記録が残っています。
ロサッツォDOCGは、コッリ・オリエンターリ・フリウリDOCから2011年に独立したDOCGです。
ブドウ品種は、フリウラーノが最低50%、ソーヴィニヨンが20~30%、ピノ・ビアンコと(または)シャルドネが20~30%、リボッラ・ジャッラ10%までとなっています。
また、ウーディネ県で栽培された白ブドウ品種を5%まで使用することができます。
白い花やタイム、リンゴのような香りで、さわやかな味わいの白ワインです。
魚料理全般、野菜のリゾットととても相性のよいワインです。
ロサッツォも日本にはあまり入っていないDOCGです。唯一見つけたのがこちら↓↓↓↓